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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第20章 会長の判断と決断
暫し何も言わない朔夜叔父様‥
私は仕方無く、良いところで止めていたボイスレコーダーの再生スイッチを押した。
『初めからこの高橋涼太は疑われていた、だから早乙女社長は俺に依頼して来たんだ、ライバル会社の人間を装って、揺さぶりを掛けろと‥
応じたらあの男の負け、突っぱねれば何の問題も無く会社を辞められた‥‥結局あの男は負けたのさ、金と好条件の誘惑に‥‥』
『・・・
俺達五十裏家は、早乙女宗家のみに力を貸します‥
今回は宗家の1人、朔夜様からの正式な依頼であり、五十裏家は全面的に早乙女宗家の味方‥‥勿論同じく宗家の1人に当たる美紀お嬢様の味方でもあります、連絡係から汚い仕事まで何でも請け負いますので、お声を掛けて下さい‥早乙女美紀様』
録音された内容は嘘を付かない‥
あの湾岸沿いで、私と五十裏さんが話した内容を、そのまま再生される。
五十裏さんが、早乙女社長の依頼と、ハッキリ言ったところまで・・