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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第20章 会長の判断と決断
・・・流石・・・
慌てて出て行ったと思ったが、美紀もなかなかに用意周到‥
しっかり記録していたとは‥だから同席すると言った。
「五十裏を使うのは構わんが、こちらにひと言も無いというのは、どういう事かね社長?」
『・・・
内々でカタが付くと思っていた‥
1社員の動向に、会長の手を煩わせる必要は無い、そう判断し五十裏に依頼したのは確か‥‥』
「高橋涼太は今、こちらで身柄を預かっている、勿論多少の事実確認の為の尋問込み‥
五十裏の方は早々に消えたようだな、私に報告もせずに‥‥」
『・・・・
お待ち下さい会長!』
割り込み回線‥
相手は‥予想通り五十裏翼。
『報告義務を怠ったのは、こちら五十裏家の方に責任があり、美紀様に発覚された時点で会長に報告するべきでした、誠に申し訳ありません』
「・・私より社長に付く気かね五十裏?
五十裏家は、何の為に存在する??
娘に言った通り、早乙女宗家の為に存在する家系が、早乙女当主を通さずの勝手な行動‥‥暫く自粛するがいい・・」
『重ね重ね申し訳ありません‥
会長からのご指示承りました、暫く五十裏家としての活動を自粛致します』