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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第20章 会長の判断と決断



「そして社長‥
憶測のみでの行動、それに不正確な情報提示、せめて事実確認くらいはするものだ‥
今の探知システムは、娘が作った方が上位システム‥勿論意味は理解すると思うがね?」


『現行より高性能システム‥
嬢さんの能力は輝紀似の先天的天才肌、あり得ないほどのシステムなのだろう‥‥』


「試験導入だったが、クラスター社及び早乙女内サーバーに正式導入する‥
何も問題は無い筈だね社長?」


『勿論だ‥
問題1つありはしない』


「・・という事だ、移行作業を頼むよ」


「分かりました‥
試験から、全システムサーバーへの移行作業をします、宜しいですね会長?」


「最強の不正探知システムになるだろう‥
高橋涼太の処分は、クラスター本社に通達する、以上だ‥‥」


これで朔夜叔父も五十裏も、簡単には動けない‥
その間に、高橋涼太の処分をこちらでしてしまえば済む。


それにしても、本気になれば私並みの冷たい言い方‥
少しずつ教えていたが、Little Witchと相まって、この様に出るとは。


似たのか、早乙女の血か、美紀の能力もまだまだ計り知れない。



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