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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第20章 会長の判断と決断



「クラスター本社内の配置や人物等は話したようですが、プログラムや社内情報は一切話していないと‥
話をした相手は全て明かしています、ですから本当に今回の事だけが、職務規定に引っ掛かるものです」


「言われいる噂のような事は無かったんだ‥」


「はい、自分にも意地がある‥これが高橋の判断だったよう‥
それを崩したのは‥‥」


「朔夜叔父と五十裏‥
全く余計な事をしてくれたものだ、下手をすればこちらが偽装罪に問われる」


不正アクセスをした事実は消せない、だがこれで処分をしてしまえば、不利なのはこちらの方‥
五十裏は高橋涼太の前で、自分の身元と依頼者を明かしている。



「今丁度、五十裏との経緯を聞いています‥
お聞きになりますか?」


「ああ・・」


「聞きたいです」


「こちらへどうぞ」


通されたのは、高橋涼太が居る部屋の隣‥
マジックミラーが設置してあり、隣の声がこちらの部屋に聞こえるようになっている。


良く刑事物ドラマとかに出て来る仕組みだ。



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