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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第20章 会長の判断と決断
「・・・・・子会社とは?」
「聞いた事がないかね?
同じクラスター系列だが、開発企画専門の子会社があると‥
君の力量が確かなら、あの子会社でも、のし上がれる術はあるが、力量が無ければ一生平のまま‥‥」
「聞いた事は‥‥あります」
確か会長直轄の独立子会社で、開発企画が専門の特殊部署‥
余程の実績があるか、研究者でなければ入社すら不可能‥そうだ、本社より難関と言われている会社だ。
「その様子では、怖じ気づいたかね?
仮にも噂と、図らずも手を出してしまった君をクラスター系列に置いておくには、あの独自路線の子会社か海外しか選択肢は無く、一番早い方法があの子会社‥
子会社を選ぶのならば、私が最低限の保証をしよう‥本社は退職で押し通す、私の権限で解雇ではなく退職扱い、子会社出向は表には出さない、これが私に出来る最低限の事だ」
「・・・処罰では・・・」
「十分処罰だが?
表に出さない‥つまり二度と本社には介入出来ない、如何なる理由があろうとも‥
友人にすら秘密に、君は子会社に居なければならない‥十分処罰だと思うが?」
「・・・・・・・」