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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
「遠藤さん、私は1人でどうにかなるよ?」
「それは分かりますが、今回は私がやりたいからやっているまでの話‥
そこまで深く考えないで下さい」
「何時までも子供じゃ無いです」
「・・・
私は美紀様を子供と思った事は、一度としてありません」
えっ?
遠藤さんって、私の事をずっと子供扱いだと思ってた‥
違ったの??
「幾ら私でも、子供と思っている方のエスコート役は引き受けません‥
私は初めから、美紀様の事は、しっかりした女性だと思っています」
「・・・・・」
端末を操作する手が止まる程びっくり!
遠藤さんから、こういう事を聞いたのは初めて‥
それに、どことなく雰囲気が変わったような‥私の気のせいじゃないよね。
「美紀様?」
「へっ?
・・・ああ、ごめんなさい‥
いきなり言われて、ちょっとびっくりした・・」
「・・会長との事もありますし、あまり言わないようにはしていましたが、美紀様が子供に拘るのでつい・・」
「私の勘違い‥
本当に、ごめんなさい遠藤さん」
そうだよね、私と紀永の関係を一番知ってるのは遠藤さん‥
そこを忘れてるんなんて、私の馬鹿・・
「理解して頂ければ‥」
「ちゃんと理解したから‥」
うっ‥なんとなく気まずい‥
しかも遠藤さんと2人っきりだし、何を言って良いのやら・・・
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