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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し



遠藤さんと会って3年‥
初めて知った新事実‥は、ともかくとして、こんな事をしていたら、本当に帰れなくなるっ‥‥



「・・・
真面目に仕事終わらせます・・」


今度こそ、端末とモニターに向かって‥と思ったら、遠藤さんの更なる追い討ちが‥



「美紀様、今日は私が乗って来た車で一緒に帰って下さい」


「えっ、でも私が乗って来た車は?
無いと明日大変なんだけど‥」


「明日の朝は、本社近くまで送りますから、心配しないで下さいますか?」


「・・めっちゃ過保護!」


「くすっ‥
何を言われましても‥
そろそろお疲れでしょう、昼間ああでしたし‥‥」


「遠藤さんに言われた通り、根が深そう‥です‥‥」


こんな時の遠藤さんって、ちょっと逆らいにくい‥
だって‥紀永に似てるから‥‥


元々血筋的に、紀永と遠藤さんと朔夜叔父様って似てる‥
顔もそうだけど、紀永と遠藤さんは特に雰囲気も‥‥


聞いた話では、遠藤さんの方が紀永に似せたって‥
だから、こう‥プライベートに近くなると、遠藤さんに紀永を重ねてしまって、なんとなく逆らいにくくなってしまう。


通学バトルは、あれは屋敷内でオープンにやってたから、意外に逃げ出せていたよ‥
でも‥2人っきりでこう言われたら、流石に逆らえない‥‥微妙な乙女心・・・



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