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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第21章 私なりの紀永と早乙女会長の差



シンプルだが、美紀の下ろした長い髪に合うように、私自ら選びオーダーメイドしたスーツ‥
薄い緑色で上着は通常より短めだが、ロングタイトスカートで細さを強調し、美紀本来の綺麗さを引き出す仕様。


化粧品や小物まで拘り、完全に私の好みで揃えさせた‥
後々の為だったが、いざこうして身に付け私の側に居れば、惹かれるのは仕方無いだろう。



「・・・・・美紀」


「んっ‥‥もっと紀永‥‥」


優しいキスが、徐々に激しいキスに変わっていく‥
互いに求め合う舌と舌、絡まったと思えば離れ、また求めるように絡み合う・・


爪先立ちで、私の首に腕を回しキスをねだる美紀と、片腕でしっかりと美紀を抱き締めキスを返す私。


愛しているが故に、互いが互いを求め合う‥
親子より恋人‥そう決めた時から、美紀が私を拒絶した事は無い・・


求めれば必ず応える美紀に、甘えているのは私の方‥
美紀が欲しくて仕方が無いのは私の方‥‥


止まれなくなるくらい、私は美紀を欲している‥
初めて美紀に触れて以来、ずっと私には美紀しか見えない、どんな先が待ち受けたとしても・・



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