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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
結局のところ、プログラミング以外の部分は、遠藤さんに手伝って貰い‥
遠藤さんの処理能力を甘く見ていたわ。
こう言ってはなんだけど、忙殺忙殺の第1秘書をやってるのは伊達じゃない‥
監視カメラや、書類関係の処理の早い事ったら‥私でも驚くよこれ‥‥
だから1日に、これだけの仕事量をこなせると納得‥
穏やかクールに見せ掛けて、実はかなりなやり手でした‥紀永もそうだけどね。
お陰で何時もより早く、会長室での仕事は終了‥
やっぱり、本社内から一緒に車に乗って出るのは不味いから、私は1人本社から出て、1区画くらい歩いて遠藤さんと合流する事にした・・・
「結城、たかが夕飯に少しはしゃぎ過ぎじゃないか?」
「だってさ、黒崎さんも櫻井さんも付き合ってくれたし、多少は騒ぎたくなるって‥」
お酒こそ飲んでいないけど‥
俺、高橋、櫻井、そして黒崎さんの4人で、本社近くで夕飯してた。
この場所は、商業地真っ只中だから、食べるのには困らない‥
そして、本社に置きっ放しの車を取りに戻って来たって訳。
「1人よりはマシかと思ってノったが、櫻井も騒ぐ方だったとは‥」
「そりゃないですよ黒崎さん‥
俺だって、仕事から離れたら普通ですって‥‥」
「それもそうだ‥
結城と櫻井は似た者同士ってところだよな」
「高橋と黒崎さんが似た者同士のようにね」
「「余計なお世話だ!」」
「「ほら似てる」」
どっちもどっちだけど‥
「あれ?
主任の車‥‥」
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