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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第22章 会長の判断と決断2



黙って消えるか、会長が指定した子会社に行くかの2択‥
会長が出した条件は、俺に取って悪いものじゃない、独立路線だが優秀な人材ばかり集まる曰く付きの子会社‥‥俺はもっと上に行きたいんじゃなかったのか??


だとしたら2択ではなく1択‥
苦労はするだろうが、クラスター本社よりレベルが高いあの子会社に‥‥‥


そんな事を思っていた時、扉の鍵を開ける音が聞こえた・・・



"ガチャ・・・"


「おはようございます高橋さん‥
朝食ですけど食べられますか?」


「なっっ!?」


入って来たのは倉原‥‥いや、早乙女のお嬢さん‥
だというのに、ジーンズに柔らかそうなニット姿で、トレイに朝食を乗せて俺が居る部屋に来た!?



「昨日から食べていないと思って、厨房から貰って来たんですけど‥‥食べますよね?」


「あ、ああ‥‥
というより良いのか?
お嬢さんがこんな事をして‥‥」


「??
朝食を運んで来た事?
別に良いと思います、それともまだ敵対する気があるんですか高橋さん??」


「いや無い‥‥」


「じゃ構わないでしょう?
ちょっと五月蝿い人も居ますけど、会長は何も言わなかったもの、良いって事です」


昨日とまるっきり違うラフな感じで、トレイをテーブルに置いている‥
別の意味で良いのかと思うのは俺だけだろうか??


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