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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第22章 会長の判断と決断2
いや、これで良いのかと思ったのは俺以外にも居たようだ‥
遠くから走る足音が近付いて来る、それも複数。
「「「お嬢さん!!」」」
「あれ、みんなおはよう‥
揃ってどうしたの?」
昨日俺を捕まえ尋問した男達‥
百歩譲って見ても、そっち関係‥‥所謂暴力団だと思うが、お嬢さんは一向に構って無いよう。
「お嬢さん、そんな事は俺らでしますから‥
こんな事がバレたら、後で葉山さんに怒られます」
「そうです、勘弁して下さい」
「葉山さん?
遠藤さんもでしょう??
後で私が直接言うから心配しないで、勝つ自信はあるから大丈夫よ」
「その意味では無く、お嬢さんに何かあればの話なんですが‥‥」
「大丈夫、大丈夫‥‥
そんなに心配しないでよもう‥
早乙女邸内にどれだけ監視カメラがあるか知ってる?
とっくに見付かってるって‥‥‥遠藤さんに‥‥‥」
「「「はぁ‥‥‥」」」
その筋の俺達をあっさり、しかも本社に居るより口が悪い‥
これじゃ外に出られたら、早乙女のお嬢様なんて誰も分からない。
「ほら!
みんなで押し掛けるから、高橋さん黙っちゃったじゃないの‥
脅したらダメだよ?」
「いえいえいえっ!
指示以外でそんな事はしませんってお嬢さん!!」
「「そうそう!!」」