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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第22章 会長の判断と決断2
もう!
早乙女邸のみんなって、揃って過保護なんだから!!
これだけの監視カメラがあって、なおかつ高橋さんはすっかり観念しているのに、危ない事なんて何1つ無い‥
だというのに、何時も私が動く度にこんな感じ。
というか、こんな感じになってしまったと言った方が良いのかな?
初め‥‥18才の頃に早乙女邸に本格的に来た時、私の方が避けていて‥
だってみんな拘りがあって仕事をしているから、私は邪魔になると思ったの。
でもほら‥‥私の部屋の畳‥
最初は厨房の人達が来るようになり、秘書達が来るようになって、最後はこうした従業員さん達も仲間入り‥
その時に気付いたのよ、私も避けていたけど向こうも遠慮していたって。
だから私は気兼ね無く話す方を選び、時間を掛けてみんなと仲良くなって、東大入試の時は早乙女邸内全員目指せ東大!になっていたでしょう?
あの頃で、既に揃って過保護が身に付いてしまったみたいなんだよね。
それで今はこうして何かしようとすると、みんなが私を心配してくれる‥
見た目とか元の職業なんて関係ない、それを言ったら18才の私だって相当酷かった訳だし、逆にそれを知っているから受け入れやすかったのかな?
これで早乙女邸のみんなの説明良い?
紀永も敢えて、こういう人達を従業員に入れている理由とも言うんだけど??