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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第22章 会長の判断と決断2
「・・・
集団で来て集団で消えた‥
流石にお嬢さんに敵わないって訳か」
「そのお嬢さんっていうの、違和感バリバリなんですけど高橋さん‥
倉原で十分です、元々それに拘りはありませんから」
これは本当、早乙女でも倉原でも反射的に返事をしてしまう‥‥癖だよね倉原美紀をやっていた頃の‥
こんなのは変わらないの。
「俺としては呼びやすいが、後で怒られそうだ‥
それに、なんで全員を部屋から出して1人残ったんだ?」
「・・・
先に本当に朝食食べませんか?
話は食べながら聞いても良いです」
「あ、ああ‥‥」
話を初めに戻した事に、高橋さんは‥‥なんだか呆れ気味?
でも、お腹が空いていたままじゃ正常な思考なんか浮かばない、それは私が身をもって体験済み。
テーブルの方に移って朝食を食べ始めた高橋さんを見て、私は漸く備え付けの机の椅子の方に座った、話を始める為に。
「・・・
高橋さんは、どちらを選ぶんですか?」
「・・いきなりどストレートで来るんだな?」
「みんなにああ言ったけど、私もあまり時間は無いと思うから、直球で聞いて見ました」
「どっちか‥‥
内定が嘘だったんだ、選ぶのは1つしか無いと思う‥
会長が言った子会社‥‥それしかないだろう?」