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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第22章 会長の判断と決断2
「それを選んでくれるんでしたら安心です‥
キツいらしいですけど、上に登れる可能性は残る‥‥会長からの言葉‥‥
後は高橋さん次第、そう言っていました」
「可能性は残る‥会長が‥‥」
「ハッキングに関して言えば、一番悪いのは社長であって高橋さんは巻き込まれただけ‥
表向きは早乙女の派閥争いに高橋さんは巻き込まれた、これで通すと会長から‥
社長が五十裏家を使った事で、話はクラスター社から早乙女関連に移行しているんです、その方がやりやすいけど‥」
「だが話に乗り、手を出したのは俺‥‥」
「その事実も含め、今回は社長に悪者になって貰う予定らしいですよ?
どうするまでは、私は会長から聞いていません」
本当に聞く前に3階から飛び出した訳で、私は紀永がどんな手を使うか知らない‥
どうせ後から知る事にはなるだろうから、高橋さんと話す方を優先した。
「それで俺の扱いは?」
「予定通り退職、そこから少し期間を置いて子会社入社になるとは思います‥
一度クラスター社にある高橋さんのデータを全て削除し、新たに子会社用に高橋さんのデータを作る、そうしなければハッキングのデータが残ってしまうんです、だから回りくどくても退職と共に全削除が一番事無く済ませる方法」
「倉原だったら簡単か‥‥」