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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第22章 会長の判断と決断2



「はい、会長から代理権限を貰っているので、会長と同等の事が出来ます‥
退職直後に人事部の個人データに手を出せるほど、本来の私の権限は強いんです、積極的に使う気は無いけど、会長代理をしている限りその権限は付いて来る、仕方ない事だから」


「早乙女のお嬢様は取締役員待遇‥
そんなのもアリなんだな」


「プログラミング特化が、会長と私しか居ないせい‥
クラスター系列や早乙女サーバーを維持するには、S級プログラマーは必要不可欠で、今早乙女内でS級を保持しているのが会長と私の2人きり、だからこその会長権限‥‥システムメンテナンスの為が一番の理由」


「S級!?」


ああそうだった‥
システム課ではA級にしてるのよ、倉原美紀としとはA級止まりだもん‥
S級は早乙女美紀になってからの話、こういう経歴は嘘なんか書いていない。



「米国でコンピューター学博士号と、政治学博士号を取っていますし、向こうでS級認定も受けました‥
誇っても何も無いんで、日本で認定を受けたA級として本社に提出しただけなんだけど‥‥」


「S級‥‥
どうやっても敵わない訳だ」


まあ、A級とS級じゃ雲泥の差があるから、だけど高橋さんを納得させる良い話にはなったかな?


こっちはOK、後は紀永次第だよ??


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