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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第22章 会長の判断と決断2
案の定、寝起きの美紀に大騒ぎされたが、何とかなだめて朝食‥
その時に私は朔夜叔父を、美紀は高橋涼太をと役割分担をした。
私が高橋涼太に更なる追い撃ちを掛けるより、美紀の方が幾分話が通りやすい、これが理由。
早乙女会長としか出れない私よりも、倉原美紀も出来る美紀の方が高橋涼太も耳を傾ける気にもなるだろう。
そう話し合ったら、美紀は朝食早々にリビングダイニングを出て行ってしまい、今頃高橋涼太に接触中‥
多分に早乙女邸内の連中が横槍に入るとは思うが、今の美紀ならば軽くあしらうのも理解している‥‥どんな方法までは私の予想でも完全把握は出来ないが。
「さて、私の方だね‥
朔夜叔父をどう懲らしめるか‥‥」
3階のリビングダイニングでは話にならないので、2階の執務室へ移動‥
仕事的には休みに当たるので私服姿のまま、ただサーバーに繋がる端末を使いたかっただけの話。
「電話を入れる前に‥‥」
開いたのは、早乙女系の独自サーバーの方‥
サーバー本体はこの早乙女邸にあり、此処から早乙女一族に配信している早乙女内々だけの独立サーバー。
ただし執務室だけはクラスターサーバーとリンクしていて、双方を管理監視出来るようにしている‥
私が今見ているのは、五十裏が使っているネットワークで、様々な情報をこのサーバーに流しているのが五十裏。