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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
「今日は‥‥‥無理だよ‥‥」
「・・・手伝える事ある?」
うっ、暁さんに聞かれたみたい。
「大丈夫です‥
でも明日の夕方は資料室かな?
今日はまだ残業出していないので‥」
「・・・そう・・・」
あら?
以外に簡単に引き下がってくれた??
私も仕事以外の話は暁さんにしないけど、向こうも仕事以外は殆ど口を挟まない、この間の事が無かったように。
(私は楽だけど‥‥‥)
普通ってこんなものなのかな?
普通じゃ無い経験ばかりしている私は、こういう事の普通がいまいち分かりにくい‥
こうやって先伸ばしにしていたから、あの出来事が起こった‥‥これは後々考えた話。
今はこんなものかなと思い込み、触れない暁さんをスルーして、今日の仕事を終えた・・・
「くすっ‥‥
紙媒体‥‥ね、最近では資料室を使うのも珍しい」
「それを言われると‥‥‥」
真っ直ぐ早乙女邸に帰って来て、紀永と一緒に夕食中。
「少しずつ保存資料を移しているが、いかせん人手不足で中々進まず‥
まだかなりな量が紙媒体として保存されているからね」
「昔はサーバー管理じゃ無かったのね」
「それこそ容量問題だよ‥
私が手を出す前の本社サーバーは、これでよく保っていると思うくらい小さなもので、受注が終わったプログラムデータまで保存するのは不可能だった、その名残」