この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
そんな事を思っていたら、本社正面から1人出て来た。
「あれ‥倉原さんだ」
「定時に帰っているだろう、なんでまだ本社に居るんだ?」
倉原さんは定時に、サッサと帰る方で、俺達みたいな誰かの付き合いとかの寄り道も聞いた事が無い。
「倉原さんって、あの新入社員で、倉原主任の娘さん‥だったかな」
「それそれ‥
倉原主任から想像付かないような、めっちゃ美人」
「ちょっと遠いなぁ‥
俺も近くで見てみたい」
「??
あれが倉原主任の‥‥」
黒崎さんは、何か考えているようで、結城はお近づきになりたいらしい‥
「問題は、何故こんな時間に本社に居たかじゃないのか?」
「忘れ物とか?」
「それならいいけどな」
「だから高橋!
なんで倉原さんに冷たい訳?
今のご時世男尊女卑なんて言ったら、セクハラで訴えられるぞ??」
「男と違って、女は結婚までの腰掛けだろ?」
「結婚しても子供産んでも、仕事してる女性社員が沢山いるだろ?
此処、育休とか児童手当てとか手厚いし‥」
「休まれる分だけ、こちらの仕事が増える」
「それって最低な考え‥」
どうして高橋はこう頭が硬いんだか‥
それマジで言ったら、タダじゃ済まないって分かっているのか??
・