この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
「事実だろ?」
「高橋っ!!」
ヤベ‥大声上げたから、倉原さんが俺達に気付いた‥
反対側向かおうとしていたのに、こっちに向かって来るし!?
「??
どうたんですか、大声なんて上げていましたけど?」
「あー‥」
「なんでこんな時間に本社にいるんだよ」
高橋の奴‥‥
「忘れ物を取りに来ただけです高橋さん」
「本当忘れ物か?」
「・・・
どういう意味でしょうか?」
いきなり喧嘩売ってるし、しかも倉原さんは買う気満々‥
見た目美人でも、中身は相当‥‥
「米国じゃIT関係の情報は、喉から手が出る程欲しいって言うからな」
「・・・
このセキュリティーで、そんな事は出来ない‥高橋さんだって承知してる筈です‥
私のIDでは、過去の情報ですら開けません、それでどうやって情報を引き出せと?」
「やり方は色々あるだろ、それを持って海外で金持ちの男でも捕まえて結婚か?
女はいいよな、結婚すればそれで済む」
「おい高橋!
幾ら何でもだぞっ!!」
黒崎さんと櫻井さんは、高橋のあまりの言いっぷりに、口を挟めないようだし、どうにかして止めなきゃ‥
「・・・
何か‥勘違いしているみたいですけど‥
私は私の為にクラスター本社に入社しました、そして結婚する気もありません‥‥
結婚より仕事の道を選びたい‥それが私の目的、どうしても仕事で追い付きたい人が居ますから・・・」
「「「「・・・・・」」」」」
入社して半月も経たないのに、しっかりと目標を見付けてる‥
倉原さんって、見た目以上に強い‥高橋なんかより。
・