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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
「遠藤主任も早いですね?」
「私も‥‥午後からの仕事の前にと‥
この時間は空いていますから」
「そうですね、時間が自由になり楽になりました」
お互い窓の外を見ながらの会話‥
あまり余計な勘繰りが入らないよう、極力相手を見ない。
「・・・
そのサンドイッチは・・・」
「・・中々食べられませんよね・・」
私が選んだのは、ゆーさん特製サンドイッチ‥
ゆーさんは、まだ期間があったのに早乙女邸を出て行った。
多分私に話した事で最後の踏ん切りが付いたんだと思う、あの話から数日経たずに、私が挨拶すらさせて貰えない状態で消えてしまったの‥
何処に行ったかは私は教えて貰えない、それが紀永とゆーさんの取り決めの1つ、そう紀永に言われた。
「そうですね‥‥
もう‥‥中々食べられない味です」
「・・・もう・・・」
何があったにしろ、18才の頃から一緒だった人が居なくなるのは寂しい‥
そして早乙女邸の食卓から、ゆーさんの味が消えたのも‥‥
ゆーさんが選んだと分かってはいても、私はゆーさんにずっと居て欲しかった‥‥例え私の我が儘でも・・・