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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
少ししんみりした、遠藤さんとの昼食を終えて、今度こそプログラミング開始‥
一応時間を忘れたら困るので、アラーム設定しているのは内緒の話。
(こんな時は無心になれるから)
高橋さんの話も、ゆーさんの話も、キーボードを打っている時だけは、ある程度忘れる事が出来る‥
逃げているようだけど、私に必要な事だって理解はしているんだよ。
自在に端末を操るには無心と集中力は必要で、それで今の私が居るんだから・・・
(今日は‥‥残業‥‥‥
そして資料室‥‥‥こんなチャンスは‥‥無い‥‥‥)
ずっと、ずっと、チャンスを待っていた‥
彼女が確実に1人になるチャンスを、絶対に俺の話、俺の思いを聞いてくれるチャンス。
漸く巡って来た‥‥
あれから何ヵ月待った?
どれだけ待っても彼女からの返事は無く、仕事でも避けられている自覚くらいはある。
だから今日こそ、彼女に話を‥‥‥俺のモノにしてしまいたい‥
あの細く綺麗な身体に触れ、俺を教え込ませ、俺しか見えないよう彼女を縛りたい。
早くその時が来ないか?
隣のキーボードの操作音を聞きながら、俺は息を潜めてその時を待つ・・・