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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し



どうしても、高橋さんの言い分が許せなくて、つい買ってしまったけど‥
これが私の本心、結婚より仕事‥私が紀永に追い付くには、此処から始めるしかない。



「追い付きたいか、そんな実力があるのか?」


「実力を示せと言うのであれば示します‥
それこそ米国留学は、日本のように甘いものじゃなかったので‥‥
では、失礼します」


実力を示せと言うなら、示してあげる‥
それで泣きを見るのは向こう、私はそんな弱い大学生活を送ってない、人並み以上に頑張って、今此処にいるんだから。


1区画歩く前に、ビル影に遠藤さんの姿‥
遅いから、心配して見に来たんだと思う。



「また凄いのに絡まれていましたね」


「あれは初日からです‥
後、紀永には黙っていて、ああいうの嫌うし‥‥」


「放置で良いのですか?」


「自分で解決します‥
それこそ、会長や遠藤さんが手を出したら、不信に思われてしまうもの‥‥」


「それは‥‥
分かりました、一応私の胸だけに留めておきます」


「ありがとう‥」


「多分直ぐ車で出て来る筈、行きましょう美紀様」


「うん‥」


裏からこっそりと、遠藤さんが停めていた車まで行き‥
念のために、私は後部座席の方に乗り込んで、遠藤さんはすぐさま車を発進させた。



「やはり根は深いでしょう?」


「うーん‥
あそこまで来ると、もう根本的な考えの差?
後は、見た目で判断とも言うのかな‥どうせ直ぐ追い越すと思うけど‥」


明日から、マジでやるつもり‥
せっかく手を抜いていたけど、あれまで言われたらね、鼻の頭へし折ってやるっ!



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