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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
「それとこれもお返ししておきます」
「・・お守り・・
押ささっていたんだね、じゃなかったら遠藤さんが私を見付けてくれる事は無かった」
「随分離れた場所に落ちていました‥
聞かなくても予想は出来ます、落とされたか奪い投げられたか、ギリギリでもボタンを押してくれて良かったです」
「そう‥‥だね‥‥
そして偶々遠藤さんが本社に居てくれたから、私は助かった‥
でなければ今頃‥‥」
考えただけでゾッとする‥
アイツの精液を身体の胎内に入れるなんて、もしそれでアイツの思惑通り妊娠してしまっていたら、私は立ち直れなかったと思う。
思い出しただけで気持ち悪さが戻って来る、私はまた同じ事を繰り返したんだって、意に染まらない行為をされたんだって‥
私は何処まで堕ちれば、この連鎖を断ち切れるのだろう。
「・・あまり思い詰めないで下さい美紀様‥
貴女が悲しむと、会長以下私達全員が悲しくなる、私を含め早乙女邸の全員が美紀様の味方ですよ」
「・・・それは・・・」
「腕首‥‥冷やしましょう‥
それにココア‥‥飲めますか?」
初めて自分の腕首を見て気付いた‥
抵抗するだけ抵抗したから、はっきりとした青痣になってる事に‥
私はそれすら気付かないほど、必死に抵抗していたんだ。