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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!



遠藤さんは冷やす物を持って来ると秘書室から出て行き、私は1人遠藤さんの上着を握り締めてまだ震えている。


収まらない震え‥‥だけど米国や朔夜叔父様の時のように、無意識に暴れ無かっただけ幾分マシ‥
ああなってしまったら、私自身は全く分からず手加減無く暴れるらしい、それは紀永から聞いたし朔夜叔父様の顔の怪我を見て理解した。


抜けない恐怖、18才の爪痕、私の後悔


社会に出てまたとは、私だって思っていなく、やっぱり男性が怖いのは続きそう。


本当に大丈夫なのは、紀永と遠藤さんとオリバーさんだけ‥
それは朔夜叔父様や倉原父、堀之内部長など、近付くだけだったら大丈夫な人達も居る、後は早乙女邸のみんなも。



(また暫く駄目になりそう、少しずつ慣らしていたのに‥)


少しずつだけど、大丈夫な人を増やして来たのに、こんな事ばかりやっていたら私はまた近付くのすら怖くなってしまう。


社会でそれは駄目、特に紀永に従い繋がりとノウハウを習っている今、会談という事で地位や名誉ある人物と会う事もあるのに、握手すら出来ないとなると致命的。



(冷静に‥‥なりきれないかも知れないけど、心と震えを落ち着けないと‥‥)


今やらなくてはいけないのは、私自身が落ち着く事‥
誰かに頼らず、自分自身で落ち着かないと話にすらならない・・・


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