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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
ずっと美紀様の側に付いている事が出来れば、私は絶対に美紀様にこんな顔をさせない‥
現実的に考えて無理なのは百も承知、私は会長の第1秘書であって、1社員には簡単に介入出来ない。
今こうしている事でさえ異例だと‥‥
倉原美紀をしている美紀様に、こうして近くに居る事自体あり得ない話で、流れ的に助け秘書室に連れて来たからこそ、こうして居られるだけ‥
情けないが、今の私ではこれが限界。
(時々一層の事と、何度思ったか‥)
ああして社食で隣に座る美紀様に、普通に声を掛けたいと、どれほど思った事か‥
普段通りに"美紀様"と声を掛け守りたい私の思い。
だが美紀様も会長もそれを望まず、私はただ可もなく不可もなく話を合わせるか、冷たい態度を取るかしか道は無い‥
本音を言えば不本意であり、何を言われようと側で守りたい方が私の意思。
「遠藤さん‥‥」
「何でしょうか?」
「・・・
暁さんの事‥‥どうするつもり?」
「それですか、会長の耳には入れます、その上で会長がご判断されるでしょう」
「そう‥‥
そうだよね、そうなるよね‥
何聞いてるんだろ、私の馬鹿‥‥」
「仕方が無い事もあります‥
こんな騒ぎを私の一存では‥‥出来ない事はありませんが、後々会長の耳に入っては余計に拗れるのではないか?
私の判断では不服ですか美紀様??」