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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し



屋敷に戻って、真っ直ぐ自分の部屋に直行‥
昼間の服の処分と、今着ているのを着替えなければ、紀永に変に思われてしまう。



「あ‥メール‥‥」


着替えついでに端末を見れば、1件のメール通知。



「・・オリバーさんから‥」


オリバーさんは未だ米国‥
意外に後任で揉めていて、まだホワイトハウス止まり、そのついでだからと、ギリギリまで次官仕事をやってくれている。



「直接連絡?
文章じゃ不味いのかな??」


まあ良いやと、スマホを取り出してオリバーさんへ‥
余程変な時間で無い限り、オリバーさんは電話に出てくれるから楽。



「・・・
もしオリバーさん、何かあったの??」


『は?えっ!?
ちょっ‥何でいきなり怒っている訳‥美紀さん?
俺、また何かヤバい事した??』


あっ、いけない‥
気分が先ほどのままだったので‥つい‥‥



「えーと‥ちょっと会社で‥
オリバーさんには関係ない事なのに‥ごめんなさい‥‥」


『・・意外に苦労してそうだな?
いきなり怒る美紀さんは少ないかも‥』


「まあ・・・
結構バトってるかも‥」


『日本って面倒くさいなぁー
今からでも米国に戻って来ない??』


「嫌だよ‥
あんなの実力で蹴散らしてやるんだから!」


『・・・
本気の美紀さんは怖いって、何人気付いているかなぁー
一応気の毒にとお祈りしとこ俺‥』


「オリバーさん!
・・それより、直接連絡って何??」


つい、米国に居た時のようなタメ口が‥
こんなの、オリバーさんくらいにしか出ないよ?



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