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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!



そろそろ夕方過ぎ、美紀と本社近くで落ち合う為に、私は車で屋敷から出て本社方面に向かう途中。



「???」


携帯の着信?
いやメールのお知らせか‥
流石に運転中はと思い、赤信号で停止したところで素早くメールチェック。



「・・・!?
GPS発信のお知らせ通知!?」


私が今所持しているのは、今や古臭くなった携帯端末‥
これに通知メールが来るという事は、GPS発信はもう少し前の話。



「やはりタブレットくらい持ち歩くべき‥
いやそれ以前に‥‥」


青信号に替わり、車を発進させたが適当な路肩を見付けて再度止まり、折り返し的に美紀の携帯へ電話を掛けた。



「・・・美紀?
なにかあったのか‥‥『紀永‥‥‥遠藤さんが‥‥‥遠藤さんがっ!!』」


確実に何かあった!
しかも遠藤も関係しているらしい。



「落ち着いて‥‥
状況を説明‥‥良いね美紀?」


此処は私の方が冷静に、美紀の声からして、あの錯乱寸前‥‥それが分かるが故に‥‥



『遠藤さんが‥‥私を庇って刺されたの‥‥
遠藤さんは動けない、だけど刺した相手は遠藤さんが殴って伸したけど、まだ近くに‥‥居る‥‥』


「っっ!?」


なんて事態になっているのか!?
遠藤が美紀を庇い刺されたという事は、その相手のターゲットは美紀。


そして伸びているが、その相手はまだ美紀と遠藤の近くに居るとは。


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