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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!



「今居る場所は何処だい?」


『・・・遠藤さんの・・・秘書室・・・』


遠藤の‥‥という事は重役フロアー、これだけ騒いで誰も来ないという事は、フロアーは無人‥
本社の警備員を使うべきか、別の誰かに連絡するか、騒ぎを極力小さくするならば後者。



「美紀良いかい‥‥
私から誰かに連絡を取るから、携帯はそのまま持っているように‥
それと‥‥もし遠藤を刺した相手が気が付いたら、何でも‥‥遠藤を刺した物でも良い反撃しなさい、躊躇わずにだよ?」


美紀と怪我をしている遠藤の安全が最優先だが、現在地に誰かが到着するまでの間、美紀に頑張って貰わねばらならい。


幸い理性は保っている‥
理性ある美紀なら、何が一番最適かを考えている筈、それに賭けるしか今のところ私には打つ手が見いだせないとは。



(私が本社に着くとしても30分以上‥
車的にスピードは出せるが、捕まれば余計な時間を喰う)



「・・・美紀??」


『わ‥‥分かってるよ‥‥
これ以上、遠藤さんを傷付けさせなくないから』


「落ち着いて‥‥
あまり時間を掛けないで人をやるから、他に連絡する為に一度切るよ?」


『・・・うん・・・』


かなり不安だが、美紀との通話を切り次に連絡を入れたのは朔夜叔父‥
食い違いだ、いがみ合いだの今は言ってはいられない!


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