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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
女性警官が支えてくれて、資料室までやって来た‥
まだ強姦と乱闘の跡が残る資料室、本音を言えば入るのすら嫌。
「・・初めに此処で襲われたのですね?」
「仕事用の資料を探しに資料室に来ました、勿論使用許可も取っています‥
探そうと資料室の中を歩いていたら暁さんが潜んでいて‥‥それで襲われたんです」
「その腕首はその時のもの?」
「はい、ネクタイで後ろ手に縛られました」
時間が経っていないから、はっきりと残る腕首の青痣。
「・・失礼な事を聞くのは重々承知していますが、暁拓哉に何処までされましたか?」
「‥‥‥押さえ付けられ、下着を下ろされ挿入まで‥‥
最後まではされていません、途中で助けが入りましたから‥‥‥」
「そうですか、答えにくい質問でごめんなさい、だけど後々必要になると思います」
「はい‥‥理解はしています」
答えないとは言っていない、ただ立ち会いで朔夜叔父様も居る、そして遠藤さんも見ている‥
紀永に伝わるのは時間の問題‥‥それが重くのし掛かって来る。
「後は署の方で事情を聞かせて貰えませんか?」
「はい、でしたらシステム課に寄って良いですか?
私物の鞄がそのままになっているので」
「ええ、私が付き合います‥
肩に掴まって下さい倉原さん」
「すみません」