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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
警察署に着いたけど、個室とかで聞かれるのでは無く、簡素なソフアーセットがあるパーテイションで仕切られた場所でやるみたい。
「お茶で良いかしら?」
「あ、はい‥‥」
女性警官は普通の雰囲気を保っているけど、周りには聞き耳を立てているであろう男性警官だらけ‥
それに身元、これも少し問題。
「‥‥どうぞ‥‥」
「ありがとうございます」
「じゃ、初めから順に始めましょうか倉原さん」
「その前に1つ良いですか?」
「??
どうぞ?」
私からこう言ったのが意外だったのか、女性警官は不思議顔‥
だけど此処だけは、はっきりさせとかないといけない、だから私は会社のIDガードと車の免許証の2つを、テーブルの上に差し出した。
「本社内での混乱を避ける為に、この名前で通していますが‥‥」
「・・・えっ!?
これは‥‥その‥‥
失礼ですが‥‥早乙女会長のお嬢さん??」
「はい、早乙女美紀が本名です」
ザワッと‥‥室内が私の見えないところでザワッっとざわつく‥
余程意外だった、それくらいは分かる。
そして被害者が早乙女会長の一人娘という事実に、相当慌てている事も手に取るように分かってしまうのが辛い。