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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!



意図的に黒崎と結城を救急辺りから離したが、帰る気が無いのか彼奴らは?
居ても遠藤に会える訳でも無く、更に言えば嬢ちゃんと紀永がこっちに向かっている筈。


そう思ったのが不味かったのか、噂をすれば影のように、嬢ちゃん1人だけが救急外来に現れた‥
警察に向かった葉山はどうした?



「・・・1人か?」


「はい、葉山さんは警察署に残って事務手続き‥‥そう言っていましたから‥
一応警察の方は示談で済ますそうです」


「ああ、俺もそう聞いている‥
だが、それで終わらす奴でも無いだろう」


敢えて嬢ちゃんとも紀永とも会長とも言わず、向こうの2人に見えないように嬢ちゃんにジェスチャー‥
嬢ちゃんも向こうをチラ見し、俺が言いたい事に気が付いた‥‥多分。



「・・・・・
後の事は私では‥‥
社長に一任します、それと遠藤‥‥主任の方はどう‥‥‥」


「まだ処置中だが、内臓とかに損傷は無く、刺された部分の縫合と、多少出血が多かったんで数日の入院は必要‥
簡単だが医者はそう説明していた」


「・・・そう‥‥ですか・・・」


言葉少なくなり俯く嬢ちゃん‥
遠藤の事が心配なのは分かるが、嬢ちゃん自身も顔色が悪くないか??


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