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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
俺と黒崎が隅で社長を見続けて更に10分くらい経った後かな、もう1人救急外来に人が入って来た。
(!!
あの人はっ!)
あの時、俺を助けてくれた人!!
作業現場から物が落ちて来るのを察知し、俺を力強く引っ張り落下物から助けてくれたんだけど、俺は動揺してマトモなお礼すら言う事すら出来なかった。
それからは俺の憧れ‥
あんな風になりたいと、会社帰りにジムに通うようになったほど、あの人の行動に感動したんだけど、どうして此処に?
それもあの人は、真っ直ぐ社長の元に向かい、そして止まった。
『おいおい‥‥
どうして肝心な時に限ってその格好なんだか‥‥』
『すまんね、発信に気付いた時は既に車で出ていたのだよ、やる気でやっている訳では無いのだが‥』
『似たような事が前にもあったなぁ‥
流石に今回は酒臭く無いようだがな』
『痛い言葉だね、あの時は偶々の話‥
毎回酒を飲んで慌てて運転する趣味は無いよ‥‥それより‥‥』
社長の知り合い?
どちらも気楽そうな言い草だけど、その中にただよう緊張感とでもいうのか、特にあの人から感じる‥‥社長よりも・・・