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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
「・・・・・・・」
附属病院の特別室に当たる最上階‥
その内の2部屋に遠藤と美紀が運ばれ、どちらも眠っている状態‥
先に遠藤の方を見たが、明日まで起きる事は無いと医師はいうので、こうして美紀が眠る病室に居続けては居る。
(何故美紀ばかりが‥‥)
私も人の事は言えないが、美紀の人生の中で男性関係が一番のウィークポイント‥
不特定多数に始まり吉田春夫、米国オリバーにお披露目、帰国して遠藤に今回の一件。
たった数年で、この確率は異常‥
美紀が自らという訳では無く、周りが勝手に美紀を巻き込む‥‥こうして怪我を負い、心に傷を付けて。
(・・・
原因は私なのだろうか・・・)
親子より恋人として美紀を見てしまう私のせいで、美紀のこの不幸な男性運を呼び込んでいるのではないか?
そんな事まで考えてしまう始末。
関連性は無い‥‥それは分かってはいるが、この異常なほどに縺れる美紀の運命は何が起因なのかと考えてしまう‥
美紀自身の光ものに集まるとも考えられるし、私という存在で安定している美紀の油断とも考えられる。
(だが美紀に手を出した奴を許す気にはなれない‥
私の権限を最大限に使い、地獄を叩き込んでやろう)
かつての吉田春夫のように、完膚なきまで。