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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
どうしてこう‥米国って、性的な事はオープンなんだろ‥
これじゃ、毎日紀永と‥そんな風に思われているみたいじゃない・・
"コンコン"
「・・えっ!?」
『ん??』
扉をノックする音‥
3階の私の部屋に来るのって、相手は殆ど決まっている、しかもこんな話の最中‥‥
「ち‥ちょっと待って!
今、着替えと電話中」
「ああ・・
それは悪かったね‥」
やっぱり紀永だぁ‥
これは聞かれたくないかも‥‥
「・・という事で任せるから、じゃ後でメールか何か入れるよ」
『分かった、色々大変だな美紀さん‥』
電話を切って溜め息‥
大変なのは、オリバーさんの爆弾発言の方なのに、分かってくれない。
「じゃなくて‥」
今度こそ、スマホを放り投げて、私服に着替え‥
これでなんとかバレずに済みそう‥‥
「・・どうしたの紀永?」
数分掛かって、漸く扉を開け‥
やっぱり紀永は、廊下で待ってた‥私も危ない危ない‥‥
「いや‥
夕食‥一緒に食べようと思ってね」
「食べてなかったの?」
「遠藤から、早めに帰れると連絡が来て、待っていたんだよ‥」
「そうなんだ‥
うん、一緒に食べる」
こういうところが、紀永の優しいところ‥
普通に帰宅する時も、待っていてくれる時もある。
紀永に誘われて、リビングダイニングに移動‥
今日の夕食も、ゆーさんお手製、これが一番美味しいんだよね。
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