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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
「どうだい仕事の方は‥
会長室は何も問題は無いけどね‥‥」
「普通‥かな?
一応普通にやってるよ」
「美紀の普通‥ね‥‥」
最近は、こんな時くらいしか、会話する時間が無くて、話題といえば仕事の話。
遠藤さんは、本当に黙っていてくれてるみたい‥良かった。
「紀永、私だって一般ラインは分かってるつもりなんだけど‥
そりゃ端末1つで物足りないよ、でもそれが普通じゃない」
「逆に、何時まで我慢出来るかと思ってね」
「うっ‥‥‥」
さっき買って来たばかりで、その言葉はキツいかも‥
「・・・
米国スカウトという話になっているのだし、もう少し好きやっても構わないのでは?」
「どうだろ‥
ただでさえ倉原主任の娘って事で、変に悪目立ちしてるのに‥‥‥あっ‥‥‥」
余計な事を言っちゃったよ、口の軽い私め‥
これ、何回思っただろう、どうしても紀永相手だと、簡単に言葉が出ちゃう・・
「・・・
なるほど‥早速新人攻撃にあっている訳だ‥
そういうのは好きでは無いがね私は‥だが、どうしても付いて回るものだから、仕方無いとも言うが‥‥」
「それは自分でなんとか出来るから」
怒ると思ったら、意外に冷静?
ああ!
紀永も1からスタート、それも早乙女としてだから、経験があるんだ。
「その手は、実力さえ思い知らしめたら黙るだろう‥
自分より強い者には手を出さない、そんなタイプが多い‥‥
隠さずに好きにやりなさい美紀?」
「うん、そうしてみる」
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