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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
紀永‥‥じゃない、会長からの書類作成から指示書の作成、逆に本社子会社から来る書類の仕分け‥
この辺りは簡単に出来る、私の得意範囲内。
ただ遠藤さんクラスとなると、社内の機密情報から本社の耳から上がってくる情報、社内動向に経理関係と、来る情報量が膨大‥
これを顔色1つ変えず淡々とこなしていたとは‥‥‥流石。
残りの電話対応とかは、一色さんや平岸さんが代わりにやってくれている、早乙女邸には女性秘書は1人も居ない、これを崩さない為と、私が対応する訳にはいかない為。
大ざっぱな仕事はこんな感じ、でも遠藤さん個人のツールは使えない‥
根回し裏工作など、遠藤さん独特の伝は遠藤さんのIDと端末の中、幾ら私でも手出し出来ない領域。
「・・これを本社秘書課に、頼んだよ」
「あ、はい‥‥」
遠藤さんの端末が使えないので、私は今執務室の私の端末を使ってる‥
ほら留学前に、紀永のサポートをしている時に使っていたあれ、紀永はまだそのままにしていてくれた。
(1週間分の暫定スケジュール)
早乙女邸だけ独立していると思われがちだけど、会長のスケジュールは重役陣に回してはいるのよ‥
殆ど早乙女邸で執務だけど、オンライン会議とか数は多くないけど会合とかもあるので、一応本社に入れている訳。