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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
・・気は使ってる・・
そうだよね、少し前まで早乙女外戚という事を伏せていたくらい、遠藤さんは普通の秘書として仕事をしていた。
第1秘書かも知れないけど一般人していたのに、それを縛ってしまったのは‥‥私‥‥
私のお披露目のせいで、遠藤さんは表舞台に出る事になり、自由だって少なくなり、至るところから噂され‥
あの日の昼間社食で会ったのだって、余計な噂の種になるのを避ける為で、遠藤さんがどれだけ気を使っているのかが伺えるのに私ったら。
「葉山さんの言う事が当たりだよね」
車を運転しながら思わずの独り言‥
駄目だよね私、早乙女邸内だからって気が緩んでる、しっかりしないとと思った矢先なのに、すぐこれじゃ学習能力無いよ。
「・・・あった・・・」
私が探していたのは、先ほど検索したミニチュアフィギアの店‥
何となく紀永のアトリエみたいな佇まい、そう思うのは私の気のせいかな?
"・・・カラン・・・"
少し重めな鈴の音が鳴り、店の扉を開けるとそこは本当に小さい玩具箱の世界が広がる!
(・・・わあーーー!!)
こんな感動、紀永のアトリエに初めて入った時以来、それくらいミニチュアフィギアって不思議な魅力があるの。
「・・・凄い・・・綺麗・・・」
「気に入られましたか?」
「えっ?
はい‥‥凄く‥‥」