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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
「遠藤さんにプレゼントと思って此処に来たんです」
「珍しい‥‥
遠藤が僕の作品を買ってくれるのは、殆ど話をした事が無いと聞いていたのに‥
君‥‥遠藤の彼女??」
「‥‥いえ‥‥
彼方此方で聞いて、遠藤さんがミニチュアフィギアを持っていると聞いたので、もしかしたらと‥
プレゼント‥‥選んで貰えませんか?」
「良いけど、僕の作品は高いよ?」
「お金の問題じゃない‥
入院中の遠藤さんが、少しでも癒しになればそれで良いんです」
「やっぱり彼女じゃないの?」
「ごめんなさい」
「まあ良いさ‥‥
遠藤が好みそうな物か‥」
小さくて多過ぎて、私は見るだけで精一杯‥
そして言われた通り、精密になればなるほど高い、払えない額ではないけれど、普通だったら考えてしまう金額。
「・・・これなんかどうだろう、新作の田舎の風景‥
こんなのを好むんだよ彼奴、婆さんの家がこんな感じだと言って」
「聞いた事はあります、軽井沢の別荘をずっと使っていると‥
お気に入りで離れないって‥‥」
「遠藤から?
あまり自分の事は話さないと思ってた」
「遠藤さんからではなく、違う人からです」
「ふーん‥‥
これで良いかな??」