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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?



・・流石に驚いた・・


同級生のミニチュアフィギアを見付け、お見舞いとして持って来たのも‥
タブレットで見せて貰った、美紀様が私の代わりに秘書をしているのも全て。



「丁度時期だったんで秘書検定は受けて合格したけど、まだ一色さん達に細かい事は教えてて貰っている最中」



「この2日でそんな事をしていたなど‥‥驚きました」


「でも遠藤さんが個人的に使っている伝手やツールは使えない‥
無理やり開けるなんて、流石にそれは出来ないから」


「それは確かに、ですが使っても構わなかったのですよ?」


「ロックが掛かっているのを、無理やりどうこうなんて意思は無いです」


たけど秘書としての能力は美紀様のスキルアップに役に立つ‥
そして私独自の伝手が加われば、会長の伝手と米国の伝手と共に、強大な情報ネットワークが出来上がる‥‥筈。


私がその一旦を担ってあげられるのならば、喜んで私の伝手を開示する‥
会長ですら使っていない、遠藤家独自の情報網を‥‥



「では私からお願いしても?」


「お願い??」


「必ず役に立つ筈です‥
情報量は多い方が有利、そう思いませんか?」


「それはそうだけど‥‥」


私の目の前で悩む美紀様、私はそんな顔を見たい訳では無い‥
他の早乙女邸の秘書達と同じ、美紀様には明るく笑っていて欲しい。


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