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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
「大丈夫出来ますよ」
「‥‥遠藤さん‥‥」
まだ痛々しく巻いている包帯、その腕首をやんわりと掴んだ‥
躊躇う美紀様に、一押しが必要‥‥そう思ったが故の行動であり、やましい気持ちは無かったのだが。
「お願い聞いて下さい‥
それと‥‥もう少し我が儘になって良いですか?」
「えっ‥‥あっっ‥‥‥」
側に座る美紀様の頬に触れ、顔を近付け唇を重ねる‥
やましい気持ちは無かったが、あまりにも無防備な美紀様の姿に、つい私の気持ちが入ってしまったというところ。
「んっっ‥‥」
「‥‥はぁ‥‥」
柔らかく熱い美紀様の唇に、つい吐息が上がる、それでも言った通りに離す気は無く、薄く開く唇から私の舌を入れ美紀様の小さな舌を捕らえた。
「んっ んっ‥‥‥」
「はぁ‥‥ちゅっっ‥‥」
甘い口付け‥‥
舌先だけ触れ合わせ、どちらともなく絡ませ合って、束の間だけの幸せな時‥
もっとこうしていたいのを断ち切り、唇を離したのは私の方、そして頬の手はそのままに美紀様の耳元に唇を寄せ、話の核心を囁く。
「・・・私の代わりに、本社秘書課をお願い出来ますか?」
「・・・えっ!?」
本社そのまま病院に運ばれたお蔭で、手持ちにあった私のIDカードを美紀様の手に握らせ、もうひと言。
「美紀様でしたら私以上に出来ます‥
自信を持って下さい、私も出来る限り此処でサポートしますので‥‥大丈夫」