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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?



・・・話はして見るけど、気乗りはしない・・・


今でもいっぱいいっぱいなのに、更に押し付けるなんて‥
幾ら繋がりは多くと言っても、21才の私が持つには大過ぎる繋がり。


それでなくとも、こうした情報網では無くリアルな繋がりを紀永に従って少しずつ築き上げている最中だというのに、私にまだ重い枷を乗せるよう‥
それを遠藤さんには分かって欲しかった。



「多分頷かれる事でしょう」


「‥‥‥そう‥‥‥」


傷に触れないよう、やんわりと遠藤さんの手を離して私はベッドから立ち上がる‥
遠藤さんが良かれと、この話を考えたのは分かってる、私の為だと思っている事も。


でも‥‥伝わらない思い。


機密扱いのホワイトハウスの情報網を開示しても‥‥伝わらなかった‥
私に早乙女関連の伝手は必要無いって、この情報網から全世界の個人情報にアクセス出来るんだって、世界最大の情報網だと気付いて欲しかったのに‥‥



「帰って話をしてから考えます‥
それがベストな選択かどうかを‥‥私には余計な混乱を招くとしか思えないから、判断は向こうに委ねます‥
それで良いですか‥‥遠藤さん?」


「・・・
何時までも今のままという訳にはいかないと‥
その為への足掛かり‥‥そう思ったのですが、美紀様の考えは違うようですね?」


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