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第24章 秘書･倉原美紀！？

世界中を裏で操れる巨大情報網‥
小さな魔女という意味は、魔女のように小さく自由に、そして好きなように出来るという意味‥‥それがLittle Witchという愛称の真実。



「・・・私は・・・」


『確かに遠藤や五十裏の情報網は早乙女内に長けている、だがそれだけの話であり私もさほど必要性を感じない、それだけ皆それぞれに独自の物は持っている‥
さてどうするべきか‥‥
美紀が遠藤の代わりをやっていれば、何れは本社に行く必要は出て来る、それに関しては止めないが秘書課で采配を振るのには同意しかねるね』


「田野倉常務ですか‥‥」


『そうだ、今田野倉が美紀に目を付けるのは避けなければならない、特に倉原をしている美紀ならば‥
必ず目を付け某らの手を入れて来るだろう』


「・・・・・・・」


会長は先の先を読む、何手をも先をあらゆる可能性を考えて、その全ての可能性に理由と答えを見出だして一番最良の選択肢を選ぶ。



『秘書課自体が止まるのは困る、それは本当に美紀任せになるだろう、ただしこちらからも数名美紀に付かせる事にはなるが‥
遠藤‥‥自分の権限を軽く考えてはいけない、普通の秘書以上に本社深く食い込んでいる事を忘れていないかね？』


「・・すみません・・」


・・反論の余地無し・・


会長の判断は的確、私がどれだけ馬鹿な事をしてしまったのか、痛いほど再認識する事になった・・・