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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
「・・・・・・・」
「・・・美紀・・・」
「へっ?
やだ、ごめんなさい」
病院から帰って来て、こうして紀永と夕食中だったんだけど、遠藤さんの事が頭から離れなくて、食べる手が止まっていたみたい。
紀永に言おうとは思うけど、あんなやり方で言われた手前、どう言って良いのか躊躇ってしまって、なし崩し的に夕食に突入したという訳。
「‥‥はぁ‥‥
美紀、遠藤から連絡があった‥
本社秘書課と遠藤の代わり‥‥どうするつもりだい?」
「えぇー!?
連絡あったの!?」
紀永も箸を置いて、真面目にこの話をする様子‥‥これは逃げられないよ。
「どうするって‥‥
遠藤さんの怪我は私のせいだから代わりはするつもり、だけどそれと遠藤さんが持つ情報網を使うのは別物だって思ってる、私には‥‥必要無いんじゃないかって‥‥」
「遠藤の代わりは良いが、本社秘書課というのは同意しかねるよ?
早乙女邸の遠藤の部屋からでも秘書課には指示を出せる、そしてどうしても必要ならば一色を本社に行かせて処理させる方が都合が良い、後々の為にもね」
「‥‥それは‥‥‥」
今の私が行くと倉原美紀として行く事になってしまう、遠藤さんにも言った通り私がそれをしてしまうと反発が大きい‥
紀永だって、それを考えて一色さんって言っているんだよね??