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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?



重ね重ねごもっともです紀永‥
これじゃ反論のしようが無いよ。


普段優しい紀永でも仕事は別問題だし、早乙女会長の立場で言われたら私なんてまだまだだもん‥
そんな紀永に追い討ちのように言われてしまえば、私は従うしかないじゃない。



「とにかく明日、遠藤の部屋で仕事をして見るのはどうだい?
余程の事でない限り、部屋の端末で十分作業出来る筈だがね」


「そうだけど‥‥」


「それに代わり云々の前に、その包帯が取れないと本社は‥‥ね?」


「・・うっ・・」


一番痛いところを言わないで欲しい‥
薄くはなったけど、まだ青痣が残る私の腕首、湿布して包帯を巻いて時計すら出来ないんだから。


後1日か2日‥‥それで分からない程度にはなるとは思う、でなければ変に思われるよね、紀永の言う通り‥
やっぱり反論の余地が無い。



「・・・大人しくしてるよ・・・」


「私は毎日屋敷に美紀が居てくれるから嬉しいけどね」


「それって紀永の願望」


「そうとも言うかな?
さっ、夕食を食べてしまおう美紀?」


「あ‥‥うん、そうだね」


話に夢中になるとつい‥
紀永に促され夕食の続き、美味しいけど少し物足りない夕食‥
理由を言う訳にはいかないよ、ゆーさんの味じゃないからなんて、他の料理人さんに失礼だもの。


だからそれには触れず夕食を済ませた‥
考えた私が、ちょっと嫌だったから。


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