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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
「地下の独立サーバーは、元々父が個人用に設置したもの‥
それを私が受け継いだ時、作りかけのプログラムが多数あった」
「お祖父様のプログラム‥」
「私はね、敢えて作りかけで残したと思っている‥
父ではなく、私として世に出せと‥実際使えるものは使ったのだが、それでもまだ作りかけは残っている‥‥
気が向いたら見てご覧、使える物があるかも知れないよ?」
「凄い人だったんだねお祖父様は‥
普通だったら、自分として出すと思うもの」
「そうだね‥
それに能力で言えば、父の方が上だったよ‥
私のプログラミングは、父から習ったもの、その点から考えても、世に言う天才‥それが父だったと思う」
紀永が此処まで言うのなら、お祖父様は本当に天才肌だっただんだ‥
こう見えて、めったに人の事を誉めない紀永なのに、お祖父様の事は素直に誉めているから。
「好き‥だったんだね紀永‥」
「そうだね、父の事は嫌いでは無かった‥
プライベートの私は、本当に父にの方に似たし、やはり好きだったのだろう」
箸を置いて遠い目‥
昔の事は、聞いた事しか分からない、でも紀永が懐かしむくらいには、お祖父様の存在は大きかったんだね・・
「そう美紀‥‥」
「えっ!?」
「話は変わるけど、美紀が組んだあのプログラム、やはり社内に使って構わないかい?」
あの?
紀永から貰ったあれ??
「元々紀永のだもん、私は良いけど‥」
「社の方には、Witch of the fingertipとして出す‥
これが一番良い、そう私は思うけどね」
私として‥
紀永のが基本なのに‥‥
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