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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
「・・・えっ?
ちょっマジ!?
膨大‥‥‥過ぎ‥‥‥」
思わず言ってしまうほど、未処理で上がって来ている書類が大量‥
約3日開かなかっただけだよ、それでこれだけの量になるんだ。
執務室からある程度遠藤さんの分は処理していた筈なのに、遠藤さん個人に来る量と来たらオーバーワークなんて軽く超えてるでしょう。
「嘆いていても減らないんだよね‥
優先順にこなしていかなくちゃ‥‥」
かなり引いたけれど、此処は心を入れ換えて、サッと未処理書類を見回して優先度が高い物から手を出して行く。
(この処理量‥‥
どうして遠藤さんが秘書特化なのか、やっと理解した感じ)
このあり得ないような量を、平気に判断し処理する能力‥
よくよく見れば、遠藤さんが判断し送り返しているのが殆どで、紀永にまで上がるのはほんの一握りだけ。
何時も表情1つ変えないけど、遠藤さんに与えられている権限って1秘書の枠を超えて、重役クラスと言っても良いくらい。
(気を引き締めないと、私の方がヤバいよこれ‥‥)
考えながらでも手が動くのは私の特権‥
動かしながら考える、紀永が遠藤さんに与えているこの異常な権限、それは何故かって‥
理由が知りたいと思うのは当たり前でしょう??