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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
探る方は諦めて真面目に仕事に集中‥
これ1日で終わるかなって、私でも言いたい‥‥というより本社秘書課って、こんなに能力が低いの?
「これじゃ殆ど押し付け状態、ああでも勝手に選べないかぁ‥‥」
重役陣の商談会合の場所のお伺いまでって‥
こういうのは普通、秘書自ら店を回って良い場所を探すんじゃないの?
「だけど秘書の給料じゃ、高級料亭とか星付きレストランは無理かな?
めっちゃお高いし‥」
1回、数万から数十万‥
そんなに掛けて下見しに行く秘書なんて稀、という事は候補の店一覧がある筈。
「・・やっぱり気乗りしないんだけど・・」
普通に見ていても候補一覧らしき物は無く、仕方が無く遠藤さんが言っていた遠藤家のサーバーにアクセス‥
そして‥‥あった、画面いっぱいに広がる候補一覧が。
「過っ!
・・でも‥‥あれ?
私でも知っている店じゃない」
最近ほら紀永に付き合って歩いているから、この一覧に乗っている店の半分程度は知ってる‥
て事は、こんな事が出来る最適な場所ばかり。
「えっと‥‥
相手側を考えて‥‥あ、2度同じ場所は設定されて無い、じゃこれは‥‥‥」
組み合わせパターンは無数だけど、誰と誰がで使う店のグレードも変わるし、使った場所は除外‥
これは本社秘書が丸投げなのが分かるわ。