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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
秘書課は申請を繋げるだけで、内容までは分からない‥
もしオンライン会話だとしたら、ホストサーバーにやり取りが残っているかも。
「紀永が反対なのに、ドバイに手を出す訳が無いじゃないの‥
それとも常務派が勝手に??」
昨日紀永と話をした時に考えた事が少し頭を過る、私を囮にこのからくりを暴けないかな??
「どの道、本社ホストサーバーにアクセスが必要、だったらついでって言葉もあるんだし‥
だけど紀永が許してくれなそう」
気になって仕方ない、でも紀永の意思に反した事もしたくない‥
結構なジレンマだよこれって、私はどっちを選択すれば良いのか、物凄く悩む事になってしまう・・
急に紀永に話しても承諾して貰えないと、夕食をサッサと済ませ早々に自室に引っ込んだ。
勿論訳はあるよ?
前回大失敗をしたから、今回は誰にも聞かれない場所を選んだ‥
だから今私が居るのは、ベッドルームの奥のバスルーム。
そこで漸く電話を掛ける‥‥‥オリバーさんへと。
『・・はいはーい?』
「相変わらずだねオリバーさんって‥
ちょっと用事だけど良いかな?」
『勿論、美紀さんの用事だったら最優先でやるって!』
変わらないお気楽口調‥
半分わざとなのは理解しているつもり、そして後の半分は会話を楽しんでいるって事も承知済み。