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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
そして日本から‥‥クラスター社から動けない美紀よりも、オリバーの方が探りには適任‥
国家権力だ、ドバイでも簡単に調べ上げるだろう。
(的確過ぎて美紀を抑える理由が無いとは、本当に習得スピードが早い)
米国で揉まれたせいもあるが、正月から私が教えた事も大いに影響している‥
裏工作‥‥これは私が美紀に教えてしまった部分。
「・・会長室の方は全く構わないが、遠藤の代わりに本社は‥‥一度だけ、これが精一杯かな?
一色と平岸を美紀に付けても一度が限度、今の美紀ではまだ田野倉には敵わないよ」
「一度きり‥‥それでも良い田野倉常務を軽く牽制するだけで‥
後はオリバーさんが来てからで十分、用意と仕掛けは慎重に‥‥でしょう?」
「どうしても?」
「うん、お願い紀永」
「・・・
はぁ‥‥心配してもし足りないね‥
田野倉もそこそこに繋がりがある、裏で動ける程度には‥‥それは注意するんだよ美紀」
「分かってるから、今は深くまで首を突っ込まないから、そんなに心配しないで?
紀永がその言葉を言う時って、心配し過ぎの時だもん」
「心配なんだよ、捕まえておかないと美紀はドンドン走って行ってしまう、それが心配‥
まだ腕首の痣も治らない内に、こうして走るからね」
私がストッパーにならなければ、美紀は前を向いて何処までも走る、自分が傷付く事を厭わないほどに、だからこそ私は止める美紀が大切が故に・・・