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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第25章 初攻防戦・常務派
開始3時間‥‥
午前中は何事も無く、ただ普通に仕事だけで終わった‥
私的には何かあってくれないと困るんだけど、こちら側からリアクションは取れない、あくまでも能力判定‥‥そのラインを今日は超えられない。
「食堂で何か購入して来ます‥
一色と倉原さんは此処に居て下さい」
「はいお任せします」
「俺も平岸さん」
平岸さんが昼食の買い出しに出て、私と一色さんは昼休憩‥
クラスター社は休憩時間はしっかりしているから、昼休憩を入れないとこちらが怒られる。
という理由で私はデスクから離れ、一色さんの向かい側に座った。
「慣れない事で疲れていませんか?」
「いえ大丈夫です‥
この程度でしたら処理出来る範囲ですから」
「‥‥‥そう‥‥‥」
「???」
一色さんは‥‥なんとなく浮かない顔、どうしたの一色さん??
「一色‥‥さん?」
「いや、こういうのは遠藤の仕事だなって‥‥」
「えっ??」
「これだけ膨大な処理量を難なくこなし、会長達にも気を使い‥‥俺では到底真似出来ないなと‥
それに倉原‥‥さんの処理スピードにすら追い付けない、やっぱり遠藤じゃなければ駄目なんだとつくづく思い知ったというか‥‥」
「私は元々処理系ですから‥
プログラマーも秘書処理も同じ情報処理、その特性を生かしているだけです‥
交渉話術は、まだまだ一色さん達には敵わないでしょう?」
「・・・表向きは・・・」